2006年12月15日

天国はまだ遠く

瀬尾まいこ『天国はまだ遠く』

仕事も人間関係も上手くいっていない千鶴は自殺するつもりだった。
目指した場所は日本海。
辿り着いた山奥の民宿で千鶴は村人や大自然に触れ、
次第に考えを変えていく。

作者のお名前は知っていて、
一度読んでみたい作家さんだなぁと思っていたんですが、
文庫が出たってことで早速購入。
最近は急がしさを理由に読書からも遠のいていたのですが、
文庫の手軽さからか、
割とすんなりと読み終えることができました。

人の気持ちって不思議で、
思い込んでしまったら、
なかなかそこから抜け出せなくなってしまいます。
客観的に見れば、どうでも良いじゃない?って思えることも、
渦中の本人じゃなかなか気が付かない。

後から、あの時は大変だったなぁとか
余裕をもって振り返れるのは自分が冷静になれた未来のお話。

自分を取り囲んでいるものを、
さらに一歩外から見るって結構好きで、
そこで見えてくるものって大きいと思います。
人生大変なことがあるのは皆一緒。
自分の気持ちと上手く渡り合っていくのは難しいですけど、
大切なことだと思いますね。


【本書のお気に入り】
何十年かけても変わらないこともあるけど、
きっかけさえあれば、気持ちも身体もいとも簡単に変化する。
それにもっと敏感に対応していかないといけない。そう思った。 山田千鶴

posted by 光る at 20:39| Comment(0) | TrackBack(1) | ミステリの関連 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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天国はまだ遠く
Excerpt:  瀬尾まいこ:著 『天国はまだ遠く』    いろんなことに行き詰まり、  何もかも(自分の命さえも)捨てるつもりで  たどり着いた、山陰か北陸の鄙びた村。  「木屋谷」というその集落で、  “再生..
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Tracked: 2007-01-05 22:01
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